Rな日常


映像で社会をかえていこう!『MediR』が今、アツイ。
by medir

マイノリティーがつくる社会運動

 こんばんは、ACW2の共同代表をされている伊藤みどりさんをゲストに市民メディアセンターMediR講座を行いました。本日全部で13名の方が来られましたがみなさん、終了時間になっても帰らずにずーっと残って名残惜しそうに伊藤さんとおしゃべりされる様子がとても嬉しかったです。
 本日お話を聞いて思ったのは「ああ、これでよかったんだ」という印象でした。
 そもそも私は20代の時に依存症を経験していまして、その時に日本の自助グループにかかわりました。それ以外にも性暴力サイバイバーの為の電話カウンセリングのグループにいたのですが、そういった場所で徹底して言われたことが「傾聴」でした。とにかく人の話を聞け、そして判断をするな・・・という鉄則でした。
 人間は人の話をだまって聞くということがとても難しい生き物で話された内容に関して何らかの意味づけをしようとしたり、相手の言葉を奪って勝手に論理的に解釈をしたりします。でも、そういった一連の言動が全部「余計なお世話」だという認識がそういったピアグループで教育されてきたメソッドでした。
 マイノリティーがつくってきた海外の労働運動の中でもそういったメソッドがきちんと踏まえられ、デトロイトや韓国の女性労働運動(もっというと日本以外のアジアでのマイノリティー運動では)成功を収めてきている。日本で当事者運動に成功している組織はふたつ。ひとつは寿、もうひとつは部落開放同盟。これらの組織の中ではこういった当事者が運動をになっていくというメソッドをきちんと踏襲してきた結果、成功しているそうだ。
 また、性暴力サバイバーが労働運動や民事、刑事の場所で名誉回復をしていくことの難しさを思い知った。あるときは団体交渉の場所で、裁判所で何度も救急車をよんできたと伊藤さんは語る。((当該が過呼吸発作などをおこしたりする))当事者は文字通り命をかけて名誉回復のために公の場所で証言をするし、相手方はそういった場所でも堂々と攻撃をしてくる。そういった場所で一体どれくらいの数の当事者が本当の意味で前向きに生きていけるエネルギーが得られるのか・・・誰も判断しようがない。伊藤さんは「本当の意味での相手に対しての復讐ってなんだろう?それはやっぱり本人が元気になって、社会の中で生きてゆけることこそが最大の復讐なんじゃないかなあ?」とコメントされていて、私もそうだなあ・・・としみじみ思った。労働争議に勝つことだけや、多額の慰謝料をとったとしても、それが本人にとって本当に納得がいくものでなかったり、運動の道具になってしまったときに、とたんにそれはガラクタみたいに意味の無いものに変質してしまうんじゃないだろうか?

 最後に当該が「伊藤さんのおかげですありがとうございました」とコメントしたとたんに伊藤さんは「ああ。今回の交渉は失敗だった」と思うそうです。当事者が自分でにない、ひとつひとつ納得した上ですすめてゆくものでなければ、その人自身の交渉でないかぎり、その交渉は失敗なのだ。
 そんな言葉をさらっといいのける伊藤さんカッコイイと思ってしまったけれど、そういうコメント自体がダメなのかな?w
 今からの日本をかえてゆける宝のようなメソッド。((具体的なワークショップについては今後受けて行こうと思う))とてもこれからが楽しみになりました!



 
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by medir | 2010-02-10 23:25 | イベント報告
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